キモブロ

Please spy check please, Fucking retard

RSSリーダーとIRCクライアントと通知とTwitterの違い、使い分けについて

IRCをバリバリ使う会社で働くのは初めてだし、IRCになんでも流しちゃうおじさん歴は約1ヶ月。まー相当便利だと思う。そこであらためて通知っぽいサービスについて思考してみた。

RSSリーダーは、必ず読まなければいけない感じがする。これはUIに関係している。次の記事に移動するには何かキーを押さなければならない。だけども一方IRCクライアントは、"読まなくても良い感じ"がする。何もキーをおさなくても勝手に情報が流れてくる。読みたい箇所にいきなりダイレクトにアクセスできる。githubのdashboardをIRCで見れるようにするやつ入れてるが(github IRC gateway)、これがRSSリーダーだったら絶対に読んでいなかったと思う。それぐらい"無視できる"(=無視可能性?)ことが価値あることだと感じた。RSSリーダーは無視できない。存在しているだけで大きな邪魔になる。指が疲れる。

しかしRSSリーダーにも価値がある。前まえから思っているのだけども、RSSリーダーは物語性のあるもの、"決して見逃したくない"ときに便利だ。めったに更新されないけど気になる人の記事を読んだりとか。あとはネットで連載の漫画や、配信されているアニメやネット配信のドラマとかね。一方どうでもよい娯楽情報なんかは、IRCで垂れ流しておいて興味あるときにパラパラ見れたほうが便利だ。TumblrのdashboardなんかはIRC Gateway作ったら相当便利そうだ。最近のIRCクライアントには画像URLを自動でインライン展開してくれるのが多いからね、Tumblrがphoto streamっぽくなってマジで面白そう。

次、通知。RSSリーダーIRCもどっちもログが残ってしまう。ログが残らないものがほしい、それが通知だった。たとえば今日のお昼のおすすめごはん情報なんかは通知でいい。確認ボタンおしたらこの世から消え去ってくれていい(二度と目の前に顔を出すな)。何かログが残るということは他の有益なものがみえなくなるということ。Apacheのアクセスログをみればわかる。ログがありすぎて目的のものを見つけにくい。それを助けてくれるのが通知だった。何も残らないことにより残っているもの達の価値を高めることが出来る、それが通知というインターフェース。

次、Twitter。個人的にはこれはIRCの正統進化の1形態であると思ってる。ユーザー情報に簡易にアクセスできるし画像展開されるし動画も展開されるし、ポンポコ情報が飛び込んでくるところが似てる。ギーク達がIRC Gatewayを使いまくって便利化したIRCを一般化したって感じ。ただTwitterの場合はTwitterユーザーしかフォローできない。俺はRSSを直接フォローしたいと前々から思ってる。このURLのRSSをフォローする、みたいな感じで。URLをフォローする、という概念に成長してくれればもっと面白くなるのに、なんて思う。このURLのウェブページの変更履歴を追っかけよう! とか。

結局Twitter, RSS, IRCってのは通知を受け取る仕組みであって、すごく似ている。オブジェクト指向設計を学んだことがある人ならこれらに共通の抽象構造がみえてきているはず。さらにいうと俺はこれらはジョブキューサーバーにも非常に似ていると思う、これらに共通する極めて抽象的な構造が見えつつある。これは人類が数字という概念を作り出したに匹敵する抽象構造であると思う、人類はりんごが1つ増えると2つになる、というのがみかんにおいても、ぶどうにおいても適用できることに気づいた。いわゆるRubyでいうEnumerableの発見だと思う。連続的な物事には共通した性質があることに気づいたのだ。1 + 1 = 2。これは連続する性質のあるものすべてに適用できてしまう! なんという恐ろしさ!

たぶんイカした通知受信システムができるまでがこれらのサービスの生存期間なんだろうなと思う。俺が今言ったことをすべて使い分けることができるようなインターフェース。