キモブロ

Please spy check please, Fucking retard

E3のBlackOps2の発表まで暇だし何するかと思って、適当にYoutubeで動画見て"演出"について考えていた。

まずRECというイタリアゾンビ映画について。あまりにも有名な作品なので書くまでもないけど、この映画はドキュメンタリー風に編集したゾンビ映画、テレビ局のカメラマンの持つカメラが撮影した映像という設定で映画になってるやつ。このやり方自体は古典的だしすでにどこにでもあるけど、この映画は臨場感がすごくてむしろゾンビが出てくるまでの段階が面白い。これから何が起きるのかというワクワク感がある。

この動画自体はラストシーンなんだけども、ネタバレとかそういう要素はあってないようなものだと思う。この映画の価値はむしろ前半にあり、ゾンビがいるんだろうな、いつ出てくるのか、徐々に不穏さが増して行く、そういった恐怖の臨場感の階段を登っていくかのような感覚を味わうためにあるのだと思う。こういうのはFPS視点(POV)の強みである。後ろにだれかいるのではないかという状況のFPS視点における怖さと言ったら半端ない。


この後、ふと思い出してブレアウィッチプロジェクトのラストシーンがあったのでそれも見て楽しんだ。やはり画面の揺れが生かされている良い映画だと思った。ただ前半はあまりにも退屈な映画だと思う。RECとの違いはここにあるか。

The Blair Witch Project (Horror & Ending Scene)
- YouTube


次はヴィレッジという映画の1シーン。この映画はゾンビはまったく関係ないけど"未知の恐怖(生物)と最初に接触する"という意味ではゾンビのファーストコンタクトと共通していてそして俺は好きな映画である。あらすじは、この"村"では夜になると赤いローブをまとった怪物が現れる。目的は不明であり、怪物が襲来したとき村人は家の地下に隠れる"伝統"がある。しかし、このとき盲目の少女は怪物と接触をしようと試みてしまう、というシーン。


次はCubeという映画のビデオに収録されている、短編映画であるELEVATEDについて。エレベーターに乗っていると、突然変なおっさんが、「外に怪物がいる、助けてくれ」みたいな感じで恐怖にあふれた顔をして乗り込んでくるんだけど、なにいってんだこのおっさんみたいな感じで意味がわからない。"このおっさんが嘘をついているのか"それとも本当に怪物がいるのかわからない。そういった状態でエレベーターで移動するんだけど、何やら変な音がしたりとか、エレベーターの上に何かが明らかにいるのだけど、それが何なのか。果たして本当に怪物なのか。オチは星新一のショートショートばりの衝撃展開に、みたいな感じで面白い。


ちなみにこれらの動画や画像は演出技術の研究という学術目的での引用をさせていただいております