最近のゲームはより簡単に直線的になってきてるとのことですが、そうは思わないし、単に理不尽さが減ってきているだけだと思います。
Cliffy B: 最近のゲームはよりリニアに、簡単になってきている - Game*Spark
この文書が言っていることの要点をまとめると
- 最近のゲームは簡単になってきている
- それはプレイヤー層拡大のための施策によるものである
- 一方、Demon's SoulsとかDark Soulsなど難易度の異常に高いゲームが人気になったりしている
- それはリプレイ性、体験に強化が図られているから。
- Gears of War: Judgementでは、S3といって、リスポンしたときの敵の位置や行動が毎回変わることによりリプレイの楽しみを増やしている
まぁこの記事はステマ記事、というかGears of warの製作者が新作の宣伝のためにインタビューを受けているわけなのでそこに注意して読む必要があって、「最近のゲームは簡単になってきちまってるけど、俺たちはリプレイ性の高さ、楽しさを実現してより高難易度なゲームシステムを構築してデモンズソウルとかみたいに楽しめるぜ」ということを言いたいんだと思われる。
そんな自社製品への導線記事に対して真面目に突っ込むのもあれなんだけど、「最近のゲームは簡単になってきている」というのは少し違うと思う。それは簡単ということではなくて「理不尽さが減ってる」だけだと思う。昔のゲームは難しいわけではなくて理不尽なものが多かった。理不尽な苛立ち要素が多かった。たとえばパーフェクトダークとか敵の銃撃の正確さは意味分からないくらい高かったし、曲がり角で顔を出すと即射殺される。対戦のチャレンジモードだって味方のNPCが変な動きしたらその時点で詰みであるし、そして味方のNPCは常に理不尽で不可解でretardな動きをする。"難しい"と"理不尽"は違う。明らかに最近のゲームは、理不尽さが減ってどんどん良くなってきている。(ソーシャルゲームをのぞく) NPCの動きはカクカクしていないし極めて自然だし、死んでも死んだすぐ近くの場所から復活できる。そして無駄なロード時間もない。PlayStationの時代を思い出せ。死んだら変な円盤が回転してロードさせられるという光景をよく見てきたし、RPGなんて敵と遭遇するだけでロードが入る。最近のゲームはこういうのがなくなっただけだよ。イージーになったわけじゃない。
簡単なゲームが普及する一方、異常に難易度の高いゲームが人気、ともいわれてるけど具体的にはまぁSuper meat boy、Trials HDが該当するだろう。これらのゲームが人気なのはリプレイ性が高いから。糞難しいんだけどリプレイしやすい。ボタン一発で重いロードもなく即座にリプレイできる。難しさに集中できる。しかも難しいところだけをやり直せる(これはTrialsだけか)。昔のゲームは一回死んだら糞長いロード時間があったりしてリプレイ性が低かった。Trialsはガンガンリプレイすることが出来る。これが違う。これができなかったということが理不尽要素の一つでもある。Demon's Soulは高難易度と言われるけどボスごとに対処法があるわけで対処法覚えたら簡単にできるし、この"難しさ"はパズルに近い難しさだと思う。あと装備も整えれるんだっけ。(プレイしたこと無いのでよくわかりませんが。)
しかしまぁこんだけ自らプレゼンスしてくる開発者の作るゲームをプレイしてみたいなとは思う。Gears of War: Judgement買ってみるかなぁ。でもGears of Warシリーズって糞つまらんし眠いだけで、1, 2はプレイしてクリアしたけど何が駄目かってストーリーが面白くない。なんていうかマップがほとんど地下だからさぁ、風景がほとんど一緒っていうか。あと戦い方が基本壁に隠れながら銃だけだして撃つみたいな感じだし、ちまちまちまちまHeadshot決めてジリジリ前に進むみたいなことをしないと行けないのが本当にダルい。おまけに正確なエイムをパッドでするのはすごく疲れるしストレスがたまる。爽快感なし。まぁ配信で面白そうだったらヤッてみようかなみたいという気持ちでいようと思う。
