映画「アバター」見た

なんかストーリーとか、演出がもののけ姫っぽかった。この星の生物はみな神経回路みたいに接続されていて何かが伝達されているらしい。光よりも速い速度で。しかし見たところどうも意識や思考が共有されているわけではない。彼らは"神"と接続されていた。このクリーチャー達の言う"神"とは"生物全体"のことだった。神といえば運や確率を都合よくいじれる、いわば奇跡を起こせる存在であるのだけども、彼らにとっての神は生物全体であって生物全体の行動、それは奇跡でもなんでもない。森や豊かな自然を守るために戦う、そういう映画だった。もしかしたら俺たちのこの地球もそんな感じで何かがお互いの間を伝達してるかもしれない、少なくとも俺の認識している3次元空間上には存在していないが、俺たちの認識できない次元においてそれはあるかもしれない。

起承転結がはっきりしているし本当に王道な感じの映画だと思った。だがそれがいい。人間が自らの利益のために、どこか遠くにある星の現地の生命体達を侵略するという話。この話はアメリカのインディアン問題にも通じるものがありそうだ。私腹のために他者を破滅させる。全体的な雰囲気はもののけ姫っぽい感じ。生物の神秘さ、残酷さ、そういうのがある。