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Please spy check please, Fucking retard

「XCOM Enemy Unknown」レビュー

「XCOM Enemy Unknown」レビュー-ジャンル: ターン性ストラテジ、SF

  • シングルゲーム (マルチもあるけどおまけみたいな感じ)
  • カメラがひどい時がある
  • くっそおもしろい

概要

昔あったプレステのゲームの続編というかリメイク版。なぜか地球に侵攻してくる宇宙人を倒すゲーム。キャラクターの育成要素なんかもある。

全体の流れとしては戦闘モードと内政モードを交互に繰り返していく感じ。
内政モードでは建物を建築したり、倒した宇宙人を解剖したりして研究し、新しい武器を開発したり防具を作ったりする。戦闘モードはターン制ストラテジ

戦闘モードについて

ターン性ストラテジってのはやはり将棋みたいに読み合いの楽しさというか、そういうのがあるべきなのだけど残念ながらそれはなかった。

まずダッシュという要素が不要。やり込んでいくとこのシステムが存在する意味がないことに気づく。通常、プレイヤー側のキャラクターは2回行動できるのだが、ダッシュすると1回しか行動できないものの、長距離移動することが可能になる。その1回分の行動能力をつかって、攻撃とか監視状態、防御状態に遷移することができるのだが、ダッシュするとこれらは使えなくなってしまう。

このゲームにおける最善手は、1回だけ移動し監視状態になること。これを繰り返していけば良い。監視状態では敵が射程に入ったら勝手に攻撃してくれる。ターン制ストラテジなので自分のターンで「敵が見える位置に移動してから攻撃」とすると、2回分の行動能力を使ってしまい、その場所から離脱することが出来ずに倒しきれなかったときに殺されてしまうことが多い。つまり先に動いたら負けみたいな感じなのでちょびちょび移動しつつ監視状態に移行するのを繰り返さないと安全に敵を倒していくことが出来ない。そして、このゲームでは死んだ兵士は生き返らないので慎重にならざるをえない。

読み合いも糞もない。これが常に正解。また、マップの特定の箇所に到達すると敵が湧くというスクリプティングされてる場所がほとんどで、さらにその湧いたやつらはターンという概念を無視して、プレイヤーの近くに移動しはじめるので、たとえば誰も敵がいないときにダッシュしおわった地点で突然敵が湧くことがあるのがさらに糞で、こちらは何も行動できないため次のターンに凶暴化したアントライオンみたいなモンスターに育てていたアサルト兵士が食べられて切れそうになる。

さらに糞なところ

カメラがとんでもないオワコンで、XCOMのレビューでこの点について指摘していないゲームメディアがあったとすればそいつはこのゲームを最初しかプレイしていないということを示している。

それなりにプレイが進んでくるといままでにないレベルの巨大なUFOを撃ち落として侵攻するマップがあるんだけど、カメラが糞すぎてUFOの内部の映像が映らずに、UFOの外壁を見ながら中の様子を想像しつつ行動しなければならないところがある。これは明らかに意図されたものではなくて単にカメラのバグ。