3度目のLes Miserables見てきた

今日はもうほんと腹立った。隣の席の男がクソすぎた。なんかよくわからんけどたぶん頭がおかしい人だった。頼むから異常者を俺にとっての神聖なる地上最後のオアシス、映画館につれてくるなよ。キチガイは自宅でウォーキングデッドでも見てろよ。

映画中、なんかずっとスースースースー変な音を発しててうるせーなと思ってたんだけど、それだけにとどまらずソワソワしはじめて何するかと思ったら、パンフレットをビリビリに破き始めてビリビリビリビリリビリビリまじ音がうるさかった。

静かなシーンでもおかまいなし。この時点で極度に頭のおかしな人であるのはわかりきってたことだけど、次はカバンをガサガサガサガサあさり始めて、ガサガサガサガサガサガサガサガサガサ、もうね。仏の心を持つ俺でさえ頭逝っちゃいそうになりました。

熱いのか呼吸が苦しいのかわからんけど、今度は破れたパンフレットをウチワにし始めてパタパタパタパタまじでうるさかった。

静かなシーンで

パタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタ

思い切りぶん殴ってやろうかと思ったけど、まじで信じられないかもしれないけど俺は頭のイメージの中で誰かを殴ろうとすると体がビクンッってなる習性があって、これまじで意味が分からないのだけどたぶん太古から受け継がれてきたなんらかの遺伝的作用の一つなんだと思うけど、そのせいでパタパタパタパタからのビクンッって感じになってたし、だけども冷静に考えても見てほしい、もし映画の会場で誰かが誰かをぶん殴ってたら雰囲気が台無しだし、このレミゼラブルという映画の"愛"のテーマにそぐわない。この映画を見ておきながら暴力行為を他者に働いてしまったら映画自体の否定だ。俺は何も理解出来ていなかったという事の証明に成ってしまう。俺はこの映画を3回も見ているのだ。これを理解出来てなかったら俺が異常者ではないか。

異常者と異常者の殴り合いを見せつけられた聴衆はどうなる。まじで最悪の気分になる。だから俺はできなかった。そして俺は会社から解雇される。

しかしなぜおれが300分の1の確率で不幸な席を当選しているのか。"不幸な宝くじ"に当選した気分だ。というか不幸なのは俺だけではない。この回で劇場に居た人すべてが不幸だ。俺は3回目だから良いものの初回の人たちはどうなる? 同じ映画は1度しかみないという人たちはどうなる? そしてそれはほとんどのすべての人間ではないのか? 1人の悪人によって300人が不幸になったんだよ。

しかもその男は本編が終了してエンドロール入った瞬間にすぐに出て行った。他の人がまだたくさん余韻に浸っているのにも関わらず、だ。堂々と我が物顔でお前らどけよみたいな感じで出て行った。はぁまじでクソだ。思い出したら腹が立ってきたまじでぶん殴ればよかった。あいつは悪人だし善良な市民の義務として正義を遂行しておくべきだった。あの場で殺しておくべきだった。

しかし、ジャンバルジャンの前で俺は許す事にした。特殊な事情があったのかもしれない、もしかしたら持病の心臓病が痛くて我慢しながらも見てたのかもしれない、そして映画が終わって我慢できずに苦しかったのですぐ出て行ったのかなとか思ってたら許さざるを得なくなってきた。悪人のくせに卑怯な男である。都合の良いときだけ病弱な人間のふりをしやがって。