キモブロ

Please spy check please, Fucking retard

著作権法について勉強してた

いまさらながらまじめに著作権法の勉強をしてた。インターネット引退してた時代の法 改正とかのもようやく理解できたかなという感じがした。
法律/著作権関連 - kimoto's wiki

さて、SmartNewsは広告を除去しているだけだし著作者人格権の同一性保持権的にはいっさい問題ない。著作物を改変してるわけじゃないので。しかし公衆送信権送信可能化権の侵害である可能性が高い。ニュース記事という著作物を著作者の許諾なく不特定多数に対して配信しているので(公衆送信権の侵害)。そんで複数のページをくっつけて広告除去した状態のデータをAWS上にアップロードするというところが送信可能化権の侵害である可能性が高いかなと。まぁしかし、著作権は親告罪なのでただちに侵害しているとは言えない。すべては著作者の意向なり~。

仮に著作者がやめてくれと思ってたとしても、SmartNewsが"検索サービス"であればこれをキャッシュということにして無許可で翻案(広告を除去するという改変をしてる)してもいいみたいな感じになるという話もあったと思う。で、調べてみたら、たしかにSmartNewsは検索サービスとは言えちゃうんだよね。というかそれをわかっていてそういう体裁にしている。

著作権施行令というので"検索サービス"という言葉はいかなるものかという定義がされてるんだけど、これがだいぶひどくて、自動でプログラム的にクロールしてrobots.txtやHTMLのMETAタグを理解すればよいみたいな感じで書いてあって、まじでクソな法律だと思った。そんなこと言ったらなんでも検索サービスと主張できるやん。

ついでにpeercast.inについても法的にどうだったか回顧したけどYPにはrobots.txtがなかったのと、peercast.inは明らかに情報検索サービスだったので一応法的にはホワイトだったっぽい。まぁ感情的にまずいのでやるべきではないと思ったしだから全サービス停止したのであんま関係ない。まぁ単なる回顧、特に意味なし。なんかよい例がなかったので。
法律/著作権関連/Peercast.in - kimoto's wiki


検索サービスについては北岡弁護士って方の書いたpdfがすごい参考になった。けど著作権法はいろいろ例外があったりとか、イノベーションを制限しないためか、法律にはあえて詳細を記載せずに外部に記載されてる政令で具体的な範囲を制限するとかみたいな法律になっててマジで理解しにくい感じになってた。これは相当まずい法律だと思う。今書いたすべてがあってる自信がまるでない。
http://www.i-law.jp/paper/copyright-search.pdf


SmartNewsの件については俺の詳細な思考過程をwiki化した。
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