キモブロ

Please spy check please, Fucking retard

映画「クラウド・アトラス」見てきた

すごく複雑で難解な話だった。6つの時代を交錯させたストーリー。それぞれの時代で同じような出来事が起きていて同じような人が違う役割でそれに関わっていて、映画的には役者も同じ。6つの時代に分かれているとはいえすべての時代はひと続きでつながっている。そこで話が繋がっている。

時間軸的には6つの時代はひと続きで、そしてそれぞれの時代において、過去の時代に何があったかという話がさりげなく出てきてて、そこで「ああ、なるほど、最後はそうなったのか」というのを次の時代の話で知ることができるみたいな構成になっている。そのときに映像がなく言葉だけでせさりげなく出てきてたりするのですごい難解で、頭が混乱する。原作が小説らしいので映画化するのが難しかった感じがする。少しずつ理解しながら読み進めると理解できるのかなという感じ。

1つの時代で他者を助けた人が逆にだれかに助けられている。1つの時代で悪いことをした人間が別の時代で悪いことをされていたりする。

予告の言葉をそのまま使うと、「1つの罪」や「1つの善意」が同じように異なる時代で行われている。
ただ、それは時空を超えて意思が伝わっているとかそういうむちゃくちゃな話ではなく、
すべては偶然とも思えるし、偶然でないのかもしれない。

時空を超えて何かがつながっているわけではないが、彼らは結局時代ごとに同じような結論に行きついていく。

ここがこの物語のおしゃれなところだとも思う。時間がなくて明らかに省かれてるところが多かったりとか逆に小説の話を回りくどく演出したせいで序盤がすごく退屈な作品になってしまったのかなという感じはした。

マトリックスの監督がかかわってるだけあって、マトリックスっぽいネオソウル(近未来の韓国)の演出はすごく良かった。SF好きとして納得できるレベル。世界観も好き。ゼノギアスっぽかった(Playstation)

序盤が退屈で、後半は面白い。最後はちょっと唐突すぎる、もうちょい違う演出方法はなかったのかな、みたいな感じの映画だった。すごく残念な感じ。

あと難解なので理解しにくい。役者が特殊メイクで複数の時代の老人とか若者とか演じてたりするので
この人とこの人の役者は一緒なのかとかいうのがかなり理解しにくい。特殊メイクの質もあまりよろしくなくてここちょっと残念な感じ。

あーあと映画終わった後スタッフロールまでちゃんと見てください!大事な解説が流れます。