先日リリースされたばかりのさくらVPS 1G SSDバージョンに移行してみた
料金は月1780円。初期費用は3か月分なので最初の月は5000円ぐらい? 個人サイトに使うにはだいぶ高い。
http://vps.sakura.ad.jp/ (※これは書き込み時点のものです。情報が古くなっているかもしれないので左記ページで確認ください)
処理速度比較
なんか全部移行してみて気づいたけど全然SSDって感じの速度がしないので実際に試してみた。以前発行したmysqlクエリをSSD版のこのVPSでも実行してみる
http://kimoto.hatenablog.com/entry/2012/10/26/191425
データ量はこの記事時点よりもだいぶ増えてる感じです。
まずふつうのさくらVPS 1G
> select count(*) from peercast_channel_watcher_histories; +----------+ | count(*) | +----------+ | 5896499 | +----------+ 1 row in set (29.93 sec)
600万件で30秒ぐらい
次は、SSD版のさくらVPS 1G
mysql> select count(*) from peercast_channel_watcher_histories; +----------+ | count(*) | +----------+ | 8714420 | +----------+ 1 row in set (3.15 sec)
はえええええええええええ。
これまえやったとき、30秒かかったんだよ!うえええええええええ
800万件でも3秒かー俺の体感が間違ってたー!
スペック
ノードのスペックを調べてみたところ、
2.5Ghzの2core + 1GBメモリ + 50GB SSD + tempfs(500MB)
こんな感じ。
ちょっとメモリが少ないかなぁ。メモリ足りなくてbash/zshの操作がもたつく感じがする。動かすデーモンをよく考えろって感じではあるけど。peercast動かして映像配信してるとだいぶつらい感じ。
感想
正直いうとディスクI/Oが明確にボトルネックになってるサービスにしかお勧めできない感じ。そんでたぶんそういうサービスは少ない。SSDなので当然値段は高いし、ほとんどのアプリケーションはメモリでキャッシュされるぶんで楽勝なのでSSDの出る幕がない。(そうでなかったらたぶんせっけいにもんだいがある) くそな設計でもゴリ押しできるって意味ではおすすめか。
あと、一点気になることだけメモ。大量のファイルに対してfgrepとかした後の数秒間はなんかshellの操作がもたつく。なぞの遅延がある。I/Oに激しくアクセスしたから仮想環境のノードに対して規制が入ったのかな。10秒程度で直る。
俺的まとめをすると
- ふつうの個人サイトで使うにはだいぶ高い(月1780円、初期費用は三か月分なので5000円)
- SSDは超高速!速い!
- IOがボトルネックのサービスには向いてそう
- 膨大な量のデータベースから検索しないといかんとか
- そうでないサービスでも明らかに早くはなる
- 金に余裕があれば
追記(2012/12/19):
本契約にしたところ、刺さる現象がなくなった。仮契約時の回線の制限2Mbpsにひっかってたっぽい。