Wiredの記事でserverをサーヴァーと訳しているのはなぜか
この記事では、なぜはserverをサーヴァーとカタカナ表記しているのか謎だったので調査した。
http://wired.jp/2012/10/22/megaupload-mega/
翻訳者の趣味なのか、あるいは外来語の翻訳ガイドラインでそうなってるのかな、あの翻訳ガイドラインはなんかちょっとおかしかったよなぁと思ったので、まず外来語ガイドラインを当たってみた。
http://www.jtca.org/ai_collaboration/katakana_wg/index.html
こちらに記載されている外来語表記ガイドラインによれば
(2)原語の「V」音には「ヴァ」「ヴィ」「ヴ」「ヴェ」「ヴォ」ではなく、 「バ」「ビ」「ブ」「ベ」「ボ」を充てる ●表記例 アベレージ(average) イベント(event) オーバーコート(overcoat) キャラバン(caravan) サービス(service) サーベイ(survey) ネガティブ(negative) バイオリン(violin) バージョン(version) バニラ(vanilla) バリエーション(variation) バルブ(valve) ビデオ(video) ベテラン(veteran) ボーカル(vocal) ボランティア(volunteer) ボリューム(volume) ユニバーサルデザイン(universal design) リバイバル(revival) レビュー(review) レベル(level) ●例外 「なし」 ●解説 固有名詞を除き、V 音に「ヴ」をあてるのは、近年ほとんど見られない。そのことは、今回の アンケートで登場したcanvas、telephone service、versionなどV音を含む語に対するカタカナ表 記が、調査したすべての辞書、用語集等において「バ、ビ、ブ、べ、ボ」が使用されていたことか らもわかる。もはや「ヴ」は通常文では使用されなくなったと考えた。
と書いてある。ではserverのvは、「V」の音であるのかというのを調べる。
ネット上にある辞書を見る感じ、serverという単語の発音は、sə'ːrvərであり、vは「v」の発音ではないかと思われる。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/75916/m0u/
serverをサーヴァーと表記しているのはなぜか、著者の趣味かな? (あるいは俺の上記記述における勘違い)