車という必要悪のせいでまた不幸が生まれた。

女子アナ「チノパン」、車で男性はね死なす （読売新聞） - Yahoo!ニュース

車が社会に必要なのはわかるけど死のリスクが高すぎる。ちょっとした事で人が簡単に死んでしまう。バイクもそう。おそろしく危険な乗り物だ。死んだ人も殺した人も不幸だ。どんなに注意していても突然飛び出してくる子供や痴呆おばさん、よっぱらいおじさんには無力。どれだけ気をつけていても、悪意がなくとも殺人は起きるし、殺人した事で死ぬまで罪悪感を感じながら生き続けなければならない。どんだけ不幸な乗り物なんだよ。

だけど、車がないと生活出来ない人もいる。これは事実だ。だから辞めるわけにはいかない。みな危険を感じながらも仕方なくリスクに怯えながら生活をしている。不幸な宝くじを毎日毎日選択させられている。当選してしまったら最後、未来を失う。しかし生活のためにくじをひかざるをえない。

こればっかりはどうしようもない。避ける事の出来ない必要悪だ。おそらくよっぱらったオッサンが予測不能な常識では考えられない行動をして、運転手は予測出来ずに不可避で殺害してしまったのかなとか、死者に大変失礼ながら想像してしまうが、そう考えるとさらに酒への怒りもよみがえってきた。

死んだおっさんと残された家族の事を考えると心が痛いし、殺してしまった女性の気持ちを考えても心が痛い。アナウンサーという仕事はもう二度とできないだろう。何よりこれから数十年もの間、死ぬまで苦痛を感じながら生きなければならない。不幸だ。はやく車が必要でない世の中になりますように。あるいは車が人を殺せないように作り替えられますように。