キモブロ

Please spy check please, Fucking retard

映画「フォレスト・ガンプ」みた感想

はじめてGoogle Playで映画をレンタルしてみた。Huluで見ようと思ったけどナカッタので。しかし480pは結構画質汚いですね。最大30日間までレンタルできて、一度視聴すると48時間までならいつでも見れる、という方式のようだ。


さて久しぶりに見たのだが、小さい頃に見るのとは全く違う印象になるなとおもった。この作品、アメリカの思い出したくない歴史をあえて積極的に出しまくる映画だった。KKK、黒人差別、ヒッピー、覚せい剤、そしてベトナム戦争。全編に渡ってコメディタッチだけど、人間の長い人生を描いている。そしてそれは長過ぎるがゆえに様々なことが起きる。そしてフォレストからの一途なジェニーへの愛が主題かなと思った。この映画、視聴者に自身の過去を追憶をさせたくてこういう要素を盛り込んだのかなという感じがした。俺は日本人だし、年齢的に時代が違うのであまりしっくりこなかったが、視聴者自身の過去を振り返らせつつ、人生っていろんな事有るよねぇっていうのを共感させたかったのかなと。

Trailer

テーマ曲

以下、古い映画なのでネタバレで書く。

主人公は不幸な少年、父親は生まれたときには居ない、両足が思うように動かせない病気、そして知的障害。

子供の頃に視聴したときは気がつかなかったのだが、母親はフォレストを小学校に入学させようとしたときに知的障害を理由に断られてしまっていた。しかし母親は諦めずに、教師と肉体関係を持つことで解決をする。子供時代にこの作品を視聴し、この事実に気づいた人は居るのだろうか。結構ツラい話である。

またジェニーという女の子が性的虐待を父親から受けていたという演出が随所にある。これも子供のときに見たときにはわからなかった。だからジェニーは神さまにお願いをする。

Dear God, make me a bird... 
神さまおねがい、私を鳥にして

そしてこの鳥にしてどこかへ飛ばせてください、というのがこの物語の重大なキーワード、伏線になっている。

1つめ。
大人になり歌手を目指していたジェニーが堕落し、ベトナム戦争兵士の慰安のために"娼婦"のような扱いで呼ばれ、そして全裸で歌を歌った後、橋から身を乗り出しどこかに飛んでいってしまいたいというシーン。

2つめ。
いつしか娼婦として生活をしていたジェニーが事を終えマンションのベランダの柵の上にのぼり、(飛び降りようとし)はるか下にある交差点を見つめるシーン。

3つめ。
物語の最後、ジェニーが死に、フォレストとジェニーの子供の持つ本から、その間にはさまっていた"鳥の羽"が風によって運ばれて宙を舞うシーン。

そしてこの物語は以下のメッセージから始まる

人生はチョコレートの箱のような物で、開けてみるまでわからない。

全体的に、現代版ニューシネマパラダイスかなという感じがした。人生の長さと、世の中の流れの早さ。それに置いていかれる人々とついていく人々。数十年にも及ぶ一途な愛、そういうのが共通しているなと思った。どちらもロマンチックでとても好きな作品だ。